PLY・RIB・VAULT

東京理科大学大学院／小熊祥平、東京理科大学／池野雄貴

[講評]
リブ・ヴォールトという既存の架構法に注目し、三角形グリッド上で多様に拡張する仕組みを構想した。今日の、多様な住空間への要請に細やかに対応することを目指している。そのロジカルなストーリーは大きな関心を引き寄せるものであった。一方、具体化する上での部材サイズやディテールの検討は十分であったとはいえない。取付上の事情を力学的な合理性よりも優先をしたのか、不自然に思える部分が多かったことが残念である。

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